





|
 |
 |
 |
 |
 |

|
 |
ビアトリクスが初めて湖水地方を訪れたのは1882年夏の家族休暇のことで、そのとき地元の教区牧師、ローンズリー師と親しくなりました。ローンズリーは当時から、産業開発と観光化が湖水地方の美しい自然を脅かしていることを懸念していました。ローンズリーはビアトリクスに、田園地方の景観保存の大切さを説きました。
1895年、ローンズリーは「ナショナルトラスト」の設立に協力しました。「ナショナルトラスト」とは、美しい自然景観や建築物、また歴史的な名所旧跡を保護し、保存することを目的とする団体です。ビアトリクスはナショナルトラストの理念を心に刻みました。「The
Peter Rabbit Books TM(ピーターラビットの絵本シリーズ)」による収入で、ビアトリクスはナショナルトラストのために土地を購入し、管理することができたのです。また農場経営者として、伝統的な農場経営方法を守り、なにごとにも古いやり方が忘れられぬように努めたのです。
1943年にビアトリクス・ポターが亡くなると、15の農場、いくつかのコテージやターンハウズ湖など、4000エーカーもの土地がナショナルトラストに寄贈されました。自然の遺産を後世に残していく手助けをすること、それがビアトリクスがこよなく愛した土地への恩返しだったのです。
|
|